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2008.06/11(Wed)

我那覇仲裁に関してのQ&A

支援活動におきましてご質問が多いことや、仲裁問題に関してわからないことが多いと思いますので
我那覇選手の弁護団の一人でもあります土井香苗さん(弁護士)のレポートを要約してまとめさせていただきました。
(土井香苗さんには転載の許可をいただきました。)

スポーツ選手の権利はどこに?-我那覇選手事件を通じて

1)ドーピング違反といわれるまで
2007年4月23日。3日前から風邪で22日からははひどい下痢と食欲不振が続いていた。
全く食事もできずに投薬を受けていた。
体調不調をおして練習するも水分補給ができず、脱水状態に。
クラブ内のクリニックで後藤医師による診察で緊急治療を必要と判断
200mlの点滴を行った。
この我那覇選手が受けたこの治療行為を、2007年5月10日、世界アンチドーピング規定(WADA code)で禁止されている「正当な治療行為でない点滴」と判断し、我那覇戦手に対して6試合の出場停止処分を下された。

我那覇選手には処分を受ける前に弁解の機会があったが、この弁解の機会があることすら知らされておらず、自らの潔白を説明する機会は与えられなかった。

2)どうして高い費用がかかるCAS裁判になったか
半年後の2007年11月、後藤チームドクターが日本スポーツ仲裁機構(JSAA)に対して、Jリーグの処分が誤っているとの仲裁の申し立てをした。
JSAAで仲裁を開始するためには、Jリーグが個別の仲裁に同意することが必要だったが、Jリーグは同意を拒絶した。そのときの理由が、処分されたのは、川崎フロンターレとJリーグであり、後藤チームドクターは処分されていないので、当事者ではないという理由であった。
Jリーグは、当事者である我那覇選手が申し立てをするならCASの仲裁を受けると回答し、我那覇選手は弁護士を探し、その後、弁護団は解決の迅速性、経済性を考えて日本仲裁スポーツ機構(JSAA)に仲裁を求めた。しかし、Jリーグは、「サッカー界におけるドーピングの国際基準、最高水準にあたるCASに申し立てをたてるなら合意して、対応する」としてJSAAの仲裁を拒絶して、スイスにあるCASの仲裁に固執した。我那覇選手は、やむなくCASでの仲裁を選択せざるを得なかった。

3)どうして4500万(報道)といわれるまでの費用になったか
CASの審理は原則英語かフランス語で行われる。
さらに審理がローザンヌ(スイス)で行われるなら移動のための費用もかかる。
当事者が同意すれば日本語での審理も可能だったが、日本においての審理は応じたが日本語での審理は拒否された。
CASの審理は4月30日と5月1日の2日間で行われることになった。
審理では我那覇選手と4名の医師が証言
審理における言語が英語のため双方の代理人が日本語で質問すると通訳が英語に翻訳し、その後証人が日本語で回答し、さらに通訳が英語に翻訳するという日本語ベースの2倍以上の時間を必要とする審理であった。
審理期間の長期化により、提出する資料は増加、証拠関連文書は医学、法律用語が含まれており、翻訳に難度が非常に高かった。審理も2日間に及んだため、通訳費用も膨らみ、関係者の都合上都心のホテルの泊まりこみで作業。弁護士の総活動時間は762時間に及んだ。
(この時点での実費は2230万円弁護士費用は含まず)
報道で4500万円と言われてるのは予想であるが、弁護士費用は3万円/時と記者が独自で計算した数字である。

Jリーグは当初は疲労回復目的ニンニク注射だったと説明していたが
我那覇選手は点滴治療を必要とする状態であり、点滴をしなければ選手の健康を守れない状態であったのである
CASの審理では競技の公平性の点でもなんの支障もない治療であった。
こんな当たり前のことを明らかにするために我那覇選手は1年余りの歳月と数千万円の費用を要したのだ。JSAAで審理したのなら費用は1桁少ない金額で済んでるのである。

最後に・・・・

我那覇選手は、4歳になる息子がサッカー選手になりたいといい始め
自分が大好きなサッカーを裏切ることはしていないと、わが子にも応援してくれているサポーターにも胸を張ってサッカーを続けたいという気持ちで苦しい期間を乗りこえた。

サポーター、選手会、スポーツドクターの募金活動は貴重な支援だったし、それがなければ資金的にも頓挫して我那覇選手の潔白も証明されなかったかもしれない。
我那覇選手弁護団は、我那覇選手とともに支援してくれた方々に心から感謝したい。

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このレポートは初ゴールしたナビスコ札幌戦のあとの祝勝会で弁護士の方から直接いただいたものです。A3の用紙に裏表びっしりに書かれていますが、よくわかる文章でドーピングにいたるいきさつから費用のことまで詳しく丁寧に書かれています。
全部うつすことは容易ではないので自分なりに重要なところ、先生が伝えたいと思ったところを見極めて構成も考えて文章を抜粋し短く要約しました。
土井香苗先生はこんなすばらしい経歴を持つ弁護士のドラマの女優さんじゃないかと思うくらい若くてとてもきれいな本当に素敵な方でした。


支援活動をやっていて我那覇仲裁のことでは報道されてる部分が1部であったり
あたかもJリーグが裁判費用を負担してくれるんじゃないかと誤解されている方もいます。

以下土井香苗先生(弁護士)からいただいた回答です。

(1)本件上訴を認容する。相手方が申立人に対して2007年5月10日付けでした6試合の公式試合出場停止処分を取り消す。
無事取り消されました。

(2.1)本件仲裁の費用は、相手方の負担とする。負担額については、おって本仲裁裁判所事務局が決定し通知する。
これはCASにかかった費用のことです。CASも、仲裁人に日当払ったり、仲裁人が飛行機に乗ったりホテルに泊まったりしました。そうした費用のうち一部(または全部)をJが負担するということで、負担額は、CASが決めて通知してきます。

(2.2)相手方は、申立人が本仲裁手続きに関して負担した弁護士費用その他の費用のうち2万米ドルを支払うこと。
”この経費は我那覇側の負担で裁判に勝っても払うことになります。”
(それが4500万円という報道の実費です。
Jリーグは仲裁費用のうちの2万ドル(約210万円)を負担するのには応じました。)

(2.3)相手方は、相手方の費用は自己負担とする。
Jリーグも弁護士費用や翻訳費用などがかかっているのですが、その費用はJリーグ持ちということです。

全部負担してもらえないので、申立人は大変なのですが、これは日本の裁判でもおなじことで、勝った原告側でも、弁護士費用を被告側に負担してもらうことなどができません。210万円という金額はCASが命じた相手方の費用負担としては私の見た限り最も高額なので(勝っても費用を全然相手方に負担してもらえないことも多い)、これでも、CASは、かなり、我那覇選手をサポートする内容の決定をしてくれているのです。


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JリーグがCASの決定を曲解してそれを立証するのにさらに費用もかさむことになるだろし
制裁金の1千万の返済には難色をしめしています。
また後藤医師への謝罪もないですし、まだまだ解決していません。

JリーグがCASで裁判をするといわなければこんな費用がかさむこともなかったわけです。

7月までJリーグ選手協会の募金活動は続きますので、ちんすこう募金もまた7月の試合まで行うことになりそうです。

今後ともご理解ご協力のほどよろしくお願い申し上げます。


我那覇会でも同じことを書いておりますのでもしリンクをはっていただけるなら我那覇会のほうにお願いします。

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